NVIDIA RTX 4500 Ada Generation

NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ

NVIDIA RTX™ 4500 Ada Generation ワークステーション GPU は、最適化された電力エンベロープ内で、高性能のリアルタイム レイ トレーシング、AI アクセラレーションによるコンピューティング、プロフェッショナルなグラフィック レンダリングを提供します。Ada Lovelace GPU による主要な SM の機能強化に基づいて、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャは、レイ トレーシング操作、テンソル行列操作、および FP32 および INT32 操作の同時実行を強化します。

NVIDIA CUDA コア

NVIDIA Ada LovelaceアーキテクチャベースのCUDAコアは、前世代と比較して単精度浮動小数点(FP32)スループットを最大2倍向上させ、3Dモデル開発などのグラフィックスワークフローや、CAE(Computer Aided Engineering)用デスクトップシミュレーションなどのワークロードの演算に大幅な性能向上をもたらします。RTX 4500は、2つのFP32プライマリ・データ・パスを可能にし、ピーク時のFP32演算を2倍にします。

第 3 世代 RT コア

第3世代のレイトレーシング・エンジンを組み込んだNVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ・ベースのGPUは、驚異的なレイ・トレース・レンダリング性能を提供します。1枚のRTX 4500ボードで、物理的に正確な影、反射、屈折を持つ複雑なプロフェッショナル・モデルをレンダリングし、ユーザに瞬時の洞察を与えることができます。NVIDIA OptiX、Microsoft DXR、VulkanレイトレーシングなどのAPIを活用したアプリケーションと連動して、RTX 4500をベースにしたシステムは、前例のないレベルの生産性を実現するための即時フィードバックを提供し、真にインタラクティブなデザインワークフローを強化します。RTX 4500は、前世代と比較して、レイトライアングル交差のスループットが最大2倍高速化されています。このテクノロジーは、レイトレースされたモーションブラーのレンダリングも高速化し、より高いビジュアル精度でより速い結果を実現します。

第 4 世代 Tensor コア

RTX 4500は、ニューラルネットワークのトレーニングや推論機能の中核となるディープラーニングの行列演算用に設計されており、より多くのデータ型を高速化する強化されたTensorコアを搭載し、Tensor行列演算のスループットを旧世代と比較して最大4倍に向上させる新しいFine-Grained Structured Sparsity機能を備えています。新しいTensorコアは、2つの新しいTF32およびBFloat16精度モードを高速化します。独立した浮動小数点と整数のデータパスにより、計算とアドレス計算を組み合わせたワークロードをより効率的に実行することができます。

高速 GDDR6 メモリ

24GB GDDR6メモリを搭載したRTX 4500は、レイトレーシング、レンダリング、AIワークロードなどのメモリ集約型タスクに必要なメモリスループットを実現します。RTX 4500は、レイテンシに敏感なプロフェッショナル・アプリケーションの大規模なデータセットやモデルに対応するための大容量グラフィックス・メモリを提供します。

PCIe Gen 4

RTX 4500は、PCIe Gen 3の2倍の帯域幅を提供するPCI Express Gen4に対応し、AIやデータサイエンスなどのデータ集約型タスク向けにCPUメモリからのデータ転送速度が向上しています。

グラフィックメモリのエラー訂正コード（ECC）

ミッションクリティカルなアプリケーションに求められる厳しいデータインテグリティの要求に、ワークステーションとして妥協のない演算精度と信頼性で応えます。

第 5 世代 NVDEC エンジン¹

NVDECは、リアルタイムデコード用のトランスコーディングおよびビデオ再生アプリケーションに最適です。ハードウェアアクセラレーションによるデコードでは、「MPEG-2」、「VC-1」、「H.264（AVCHD）」、「H.265（HEVC）」、「VP8」、「VP9」、「AV1」のビデオコーデックに対応しています。

第8世代NVENCエンジン

NVENCは、最も負荷の高い4Kまたは8Kビデオのエンコーディングタスクを処理し、グラフィックスエンジンとCPUを他の処理に解放することができます。RTX4500は、ソフトウェアベースのx264エンコーダーよりも優れたエンコーディング品質を提供します。RTX 4500は、4K HDRビデオ用にH.264エンコーディングよりも40%効率的なAV1ビデオエンコーディングを組み込んでいます。AV1は、同じビットレート帯域幅でより良い品質を提供します。

グラフィックプリエンプション

ピクセルレベルのプリエンプションにより、よりきめ細かな制御が可能となり、VRモーショントラッキングなどの時間に敏感なタスクをより適切にサポートします。

コンピュートプリエンプション

命令レベルでのプリエンプションは、コンピューティングタスクをより細かく制御して、実行時間の長いアプリケーションがシステムリソースを独占したり、タイムアウトしたりするのを防ぎます。

RTX IO

Microsoftの新しいDirectStorage for Windows APIを使用して、従来のストレージAPIと比較して、GPUベースのロスレス解凍性能を最大100倍、CPU使用率を20倍まで高速化。RTX IOは、より効率的な圧縮形式でデータをストレージからGPUに移動し、I/O性能を向上させます。

NVIDIA^® RTX™ エクスペリエンス

NVIDIA RTX Experienceは、最大8Kでのデスクトップ録画、最新のNVIDIA RTX Enterpriseドライバアップデートの自動通知、ゲーム機能へのアクセスなど、一連の生産性向上ツールをデスクトップワークステーションに提供します。このアプリケーションは、 コチラからダウンロードできます。

AIに最適化されたソフトウェア

Caffe2、MXNet、CNTK、TensorFlowなどのディープラニング・フレームワークは、学習時間を劇的に短縮し、マルチノードでの学習性能を向上させます。cuDNN、cuBLAS、TensorRTなどのGPUアクセラレーションライブラリは、ディープラニング推論とハイパフォーマンス コンピューティング（HPC）アプリケーションの両方でより高い性能を発揮します。

NVIDIA^® CUDA^®並列コンピューティング・プラットフォーム

C/C++やFortranなどの標準的なプログラミング言語や、OpenCL、OpenACC、Direct ComputeなどのAPIをネイティブに実行することで、レイトレーシング、ビデオ・画像処理、計算流体力学などの技術を高速化することができます。

ユニファイドメモリ

シームレスな49ビットの単一仮想アドレス空間により、フルアロケーションのCPUメモリとGPUメモリの間でデータを透過的に移動させることができます。

NVIDIA GPUDirect^® for Video

GPUDirect for Videoは、不要なシステムメモリのコピーやCPUのオーバーヘッドを回避することで、GPUとビデオI/Oデバイス間の通信を高速化します。

NVIDIAエンタープライズ マネージメント ツール

システムの稼働時間を最大化し、大規模な展開をシームレスに管理し、グラフィックスやディスプレイの設定をリモートでコントロールすることで、効率的な運用を実現します。