NVIDIA RTX A2000︱A2000 12GB

NVIDIA Ampere アーキテクチャ

NVIDIA RTX A2000/RTX A2000 12GBは、高性能なリアルタイム・レイトレーシング、AIで高速化されたコンピューティング、プロフェッショナル・グラフィックス・レンダリングを提供する最も強力なデュアルスロット・ロープロファイルGPUソリューションで、これらすべてを比類のない性能を持つコンパクトなデザインで実現しています。Turing GPUからの主要なSM拡張機能に基づいて、NVIDIA Ampereアーキテクチャは、レイトレーシング演算、Tensor行列演算、FP32とINT32演算の同時実行を強化しています。

CUDA コア

NVIDIA Ampere アーキテクチャの CUDA® コアは、前世代と比較して単精度浮動小数点 (FP32) オペレーションの処理速度を最大2.7倍に向上させ、3Dモデル開発などのグラフィックスワークフローや、コンピュータ支援エンジニアリング（CAE）のデスクトップシミュレーションなどのワークロードの計算性能を大幅に向上させています。 RTX A2000シリーズは、2つのFP32プライマリデータパスを可能にし、FP32演算のピーク値を2倍にします。

第 2 世代RT コア

第2世代レイトレーシングエンジンを搭載したNVIDIA AmpereアーキテクチャベースのGPUは、驚異的なレイトレーシングレンダリング性能を発揮します。 NVDIAは初めてRTコアをロープロファイル・フォームファクターのGPUに導入しました。RTX A2000ボードシリーズ1枚で、複雑なプロフェッショナルモデルを物理的に正確な影、反射、屈折でレンダリングし、ユーザーに瞬時に洞察力を与えることができます。RTX A2000シリーズを搭載したシステムは、NVIDIA OptiX、Microsoft DXR、VulkanレイトレーシングなどのAPIを活用したアプリケーションと連携することで、真にインタラクティブなデザインワークフローを実現し、これまでにないレベルの生産性で即座にフィードバックを提供します。RTX A2000シリーズは、前世代と比較して、レイトレーシングが最大2倍高速化されています。このテクノロジーは、レイトレースされたモーションブラーのレンダリングも高速化し、より高い視覚的精度でより速い結果をもたらします。

第 3 世代Tensor コア

RTX A2000シリーズは、ニューラルネットワークのトレーニングおよび推論機能の中核となるディープラーニングの行列演算に特化しており、より多くのデータタイプを加速させる強化されたTensor コアを搭載しています。また、新しい「Fine-Grained Structured Sparsity」機能を搭載し、前世代と比較してTensor行列演算のスループットが最大2倍になりました。新しいTensorコアは、TF32およびBFloat16の2つの新しい精度モードを加速します。独立した浮動小数点と整数のデータパスにより、演算とアドレス計算が混在するワークロードをより効率的に実行することができます。

PCI ExpressGen 4.0

RTX A2000シリーズは、PCIe Gen 3.0 の 2 倍の帯域幅を持つ PCI Express Gen 4.0 (PCIe Gen 4.0) をサポートし、AI やデータ サイエンスなどの膨大なデータを利用するタスクで、CPU メモリからのデータ転送速度を向上させます。

高速GDDR6メモリ

6GBまたは12GB GDDR6 メモリを搭載し、レイトレーシング、レンダリング、AIなどのワークロードにおいて、前世代と比較して最大2倍のスループットを提供しています。RTX A2000シリーズは、業界最大のグラフィックスメモリーフットプリントを提供し、レイテンシーが重視されるプロフェッショナルアプリケーションの大規模なデータセットやモデルに対応します。

ECC（Error Correcting Code）機能付きグラフィックスメモリ

ミッションクリティカルなアプリケーションに求められる厳しいデータインテグリティの要求に、ワークステーションとして妥協のない演算精度と信頼性で応えます。

第5世代NVDECエンジンⁱ

NVDECは、リアルタイムデコード用のトランスコーディングおよびビデオ再生アプリケーションに最適です。ハードウェアアクセラレーションによるデコードでは、「MPEG-2」、「VC-1」、「H.264（AVCHD）」、「H.265（HEVC）」、「VP8」、「VP9」、「AV1」のビデオコーデックに対応しています。

第7世代NVENCエンジン

NVENCは、最も負荷の高い4Kまたは8Kビデオのエンコーディングタスクを処理し、グラフィックスエンジンとCPUを他の処理に解放することができます。RTX A2000シリーズは、ソフトウェアベースのx264エンコーダーよりも優れたエンコーディング品質を提供します。

グラフィックプリエンプション

ピクセルレベルのプリエンプションにより、よりきめ細かな制御が可能となり、VRモーショントラッキングなどの時間に敏感なタスクをより適切にサポートします。

コンピュートプリエンプション

命令レベルでのプリエンプションは、コンピューティングタスクをより細かく制御して、実行時間の長いアプリケーションがシステムリソースを独占したり、タイムアウトしたりするのを防ぎます。

NVIDIA RTX IO

Microsoftの新しいDirectStorage for Windows APIを使用する従来のストレージAPIと比較して、GPUベースの可逆圧縮の性能を最大100倍、および20倍低いCPU使用率で加速します。RTX IOは、より効率的に圧縮された形でデータをストレージからGPUに移動させ、I/Oパフォーマンスを向上させます。

NVIDIA^® RTX™ エクスペリエンス

NVIDIA RTX Experienceは、最大8Kでのデスクトップ録画、最新のNVIDIA RTX Enterpriseドライバアップデートの自動通知、ゲーム機能へのアクセスなど、一連の生産性向上ツールをデスクトップワークステーションに提供します。このアプリケーションは、 コチラからダウンロードできます

AIに最適化されたソフトウェア

Caffe2、MXNet、CNTK、TensorFlowなどのディープラニング・フレームワークは、学習時間を劇的に短縮し、マルチノードでの学習性能を向上させます。cuDNN、cuBLAS、TensorRTなどのGPUアクセラレーションライブラリは、ディープラニング推論とハイパフォーマンス コンピューティング（HPC）アプリケーションの両方でより高い性能を発揮します。

NVIDIA^® CUDA^® 並列コンピューティング・プラットフォーム

C/C++やFortranなどの標準的なプログラミング言語や、OpenCL、OpenACC、Direct ComputeなどのAPIをネイティブに実行することで、レイトレーシング、ビデオ・画像処理、計算流体力学などの技術を高速化することができます。

ユニファイドメモリ

シームレスな49ビットの単一仮想アドレス空間により、フルアロケーションのCPUメモリとGPUメモリの間でデータを透過的に移動させることができます。

NVIDIA エンタープライズ マネージメント ツール

システムの稼働時間を最大化し、大規模な展開をシームレスに管理し、グラフィックスやディスプレイの設定をリモートでコントロールすることで、効率的な運用を実現します。